ノマドの足跡

旅、酒、ニュース、仕事関連などなど。思いつくまま書いたものです。

【高知2010夏】 四万十トロッコ号 (8月29日)

足摺岬の翌日は四万十川へ。
残念ながら天気はあまり良くなかったです。
まずは屋形船に。客は私たちの他に誰もいません。
船頭さんがやたらおもしろかったです。御年76歳。雨の中を巧みな話術でガイドしながらスムースに操船してくれました。四万十の「柴兄」というと知らない人はないとのこと。今度来るときまでぜひぜひお元気で。



四万十川屋形船



午後は、中村から特急で窪川へ行き、(私的には)今回の旅のメイン、「四万十トロッコ号」に乗車。
始発の窪川駅を出発。このとき、運悪く雨が降り始めました。
そして吹きさらしのトロッコ列車ですから、どうなるかというと、、、びしょびしょ(T_T)
ただ、併結している普通車両で同じ席番のところに座ることができるので出発時にはそちらに避難しました。なかにはポンチョ持参の「達人」もいましたが。。。
しかも、雨で座れないということで、指定席料金は払い戻しに。車掌さんが奔走していました。
とはいえ、トンネルを一つ抜けると雨は止み、ほどなく日も差すほどに。台風の影響でしょうか、天気は不安定です。ともあれ、トロッコに出ることができました。
トロッコ列車の走る予土線窪川〜江川崎間は、大きく小さく蛇行する四万十川を縫うようにして走ってゆきます。
このように、渓谷に沿って橋とトンネルで右へ左へという路線は、球磨川を通る肥薩線や只見川を通る只見線などがありますがいずれも風情のある名線です。
そしてここは、「日本最後の清流」四万十川。たいへん素晴らしい眺めで、夏も終わりのこの時期、天蓋のみのトロッコ列車で風に吹かれながら行くのは、実に気持ちの良いものです。
四万十の川原ではところどころでキャンプをする人たちや、沈下橋から飛び込む子どもたち。
1時間少々のトロッコ列車の旅はあっという間に終わった感じでした。


四万十トロッコ