鈴本演芸場10月下席夜の部

ひさびさに鈴本。
10月下席夜の部。
演目は以下のとおり。

（開口一番）林家つる子　「子ほめ」
入船亭遊一　　「転失気」
ダーク広和　　　奇術
柳家三之助　　「金明竹」
隅田川馬石　　「元犬」
すず風にゃん子・金魚　　漫才
五明楼玉の輔　　「新作」
柳家喜多八　　「目黒のさんま」
＜仲入り＞
翁家和楽社中　　　太神楽曲芸　
橘家文左衛門　　「のめる」
ロケット団　　漫才
入船亭扇遊　　「不動坊火焔」

中入り前の7時半頃に「目黒のさんま」は辛かったですね。
ホントにお腹がすいてたから。炭火にさんまの脂が「ジュッ」なんて、たまりませんよ。匂いが漂ってきそう。。。涎が出ます。
今日のトリ、扇遊さんは僕の一番好きな落語家さんの一人です。
テレビで見た「鼠穴」に釘付けになって涙が出たのが最初です。
そのあと何度かライブでも見てますが、ライブでもテレビでも、いつも噺に引き込まれてしまいます。
ホントにすごい落語家さんだと思っています。
今日の演目は「不動坊」でした。
何度も聴いた演目ですが、扇遊さんのはストーリーの辿り方がとても丁寧だなと思いました。
「不動坊」は寄席ではわりによくかけられる演目で、トリ（本寸法）でなければ途中で終わることも多い演目です。
それだけに、前半と後半が切れがちになるような気が、これまではしていました。
そのあたりを丁寧につないでいたように思います。
できれば扇遊さんでは、年末に「芝浜」か「文七元結」のようなストーリーが上出来の人情ものを、一度でいいから聞いてみたいところです。
「文七」といえば、来月末に権太楼さんが鈴本で演るようです。
こちらもぜひ、聴いてみたいところ。