ノマドの足跡

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「米新政権と日米同盟の課題」日経・CSIS共催シンポジウム


昨日18日(木)、日本経済新聞新聞と米戦略国際問題研究所(CSIS)主催のシンポジウムに行ってきました。
来年初めにオバマ新政権の発足を控え、日米関係とアメリカの安全保障政策の今後にかんする講演およびパネルディスカッションが行われました。

目玉の一つは、ハーバードのジョセフ・ナイでしょう。
クリントン政権時代、アメリカのアジア安全保障政策の指針となった「ナイ・イニシアティヴ」の中心となり、のちに「ソフト・パワー」を提唱した世界的な国際政治学者です。


「ソフト・パワー」という用語は、最近では日本でも普通に使われるようになってきました。
それはしばしば、日本のアニメや歌謡曲が諸外国に広まっていることを指して使われたりもしていますが、要は、軍事力のような「ハード・パワー」の対概念として提唱されたものです。
軍事力で他国(世界)に影響を及ぼすのが「いただけない」という感じはしっくりきますが、じゃあアニメが諸外国に広がったその影響力はどうなの?という向きもあります。
そこで今回のシンポジウムでナイが強調していたのが、「スマート・パワー」。
つまり、「ハード」にしろ「ソフト」にしろ、「スマート=賢明」であることが要求されているということです。
なんだか、コンタクトレンズの話みたいになってしまいましたが、要は、「よく見えればよい」とか「かっこよければいい」、ってなことなんでしょうか。

9時から1時半までの4時間半は長かったですが、とても充実していたとは思います。
(ただ、第二部の「安全保障」は、ちと眠かった。。。orz)


*こんな本↓も出していたようです。



それにしても驚いたのは、休憩中、スタッフとして働いていた大学院の後輩にばったり会ったこと。
ゼミの後輩でしたから顔はよく知っているのですが、こんなところで会うとは思いませんからねぇ。
恐る恐る声をかけてみたら、、、本人でした。
これが昨日の一番の収穫だったりして。。。





詳細は↓をご覧ください。

日経・CSIS共催シンポジウム「米新政権と日米同盟の課題」
http://www.nikkei-events.jp/csis/index.html#summery


日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081218AT2M1803Z18122008.html
*このシンポの詳細報告は、日経新聞の今月29日(月)朝刊に掲載されるらしいです。