「ねぎし三平堂落語会」１２月

昨日２０日（土）、「ねぎし三平堂落語会」に行ってきました。
演目は次のとおり。

（開口一番）林家たけ平　　「竹の水仙」
林家錦平　　「五人廻し」
三遊亭王楽　　「蒟蒻問答」
（中入り）
林家種平　　「芝浜」

なんといっても、トリの「芝浜」。
一昨日の『朝日新聞』、正蔵さんのコラムによれば、「芝浜」は噺家さんによっておかみさんの個性が異なるとのこと。
また、そういった観点からいうと、今日のおかみさんは「健気」といったところでしょうか。
たとえば、財布を拾って帰ってきた亭主が再び寝込んでいる間に相談に行くところでの逡巡の描き方。
また、「芝浜」では酒飲みの亭主がどうやって改心するかも違いの出るところです。
ここで、「あなたが死ぬって言うんだったら、私はいつだって一緒に死にます」、なんて言わせるところは、おかみさんの「健気さ」にほだされて改心するという展開で構成されていて、これは案外説得力がありました。

さて、師走といえば「芝浜」、「芝浜」といえば師走。
今年もこれでいい年の瀬を迎えることができそうです(^o^)