ノマドの足跡

旅、酒、ニュース、仕事関連などなど。思いつくまま書いたものです。

【肥薩線の旅】 幸せを呼ぶ、「真幸駅」

「しんぺい」号は15時ごろ真幸駅に到着。
およそ10分間停車します。


ここ真幸駅は、「真の幸せ」というゴロで縁起がいいとされ、多くの観光客が乗降します。
それで有名になり、こうして「しんぺい」号も、ここでしばらく停車をします。
駅のホームには、「幸せの鐘」というのがあって、1回鳴らすと「ちょっと幸せに」、2回鳴らすと「もっと幸せに」、いっぱい鳴らすと「いっぱい幸せに」なるといわれています。
アバウトな感じですが、幸せなんて曖昧ですから、これでいいのだろうと思います。
とりあえず、一回鳴らしておきました(^^;)



この真幸駅では、地元の方々が列車の到着にあわせて、いろんなものを売りに出てきています。
お土産からお弁当や飲み物。地元の手作り梅干しなどが美味しそうです。



この真幸駅、有名なのは縁起担ぎだけではありません。
肥薩線で「しんぺい」は、ここで一回目のスイッチバックを迎えます。

到着時と反対方向へ向かって真幸駅を出た「しんぺい」はしばらく進んだところで一旦停止。
車内を反対方向へ運転手さんが移動したあと、今度は逆方向へと進み始めます。
ポイントが切り替えられ、今度は真幸駅を下に望む上り線へと入り、急勾配を登っていきます。
これが、急峻な山岳地帯をかつて非力な機関車で登るためにつくられた工夫の一つ、「スイッチバック」です。


再び通り過ぎる「しんぺい」を地元の方々が手を振って見送ってくれます。
自然の景色だけではなくて、こんな風景もいいですね。