ノマドの足跡

旅、酒、ニュース、仕事関連などなど。思いつくまま書いたものです。

【ボルネオ】 森の人の森

「オランウータン」。
「オラン」は人、「ウータン」は森の意味。
つまり、オランウータンとは「森の人」という意味です。


オランウータンは、ボルネオとスマトラに棲息し、とくにここボルネオでは、北部のセピロックに代表される、保護活動が行われていることで有名です。
今回、コタキナバルから北へ車でおよそ30〜40分のところにある「シャングリラ・ラサ・リア」というホテルに泊まってみましたが、そこは敷地内にある森で自然のオランウータンを保護育成している珍しいところでした。
午前と午後、一日二回の餌付けがあり、宿泊客はこれを一時間ほど観察することができます。


始めに森の麓の施設で、ボルネオにおけるオランウータン保護活動の説明ビデオを見ます。
そのあと係員にしたがって森に入っていきますが、結構、山を登っていきます。



餌付けの場所に来ると係員が合図。
するとどこからともなく、森の奥から「森の人」が出てきます。





二匹のオランウータンはエサを食べた後、木の上で遊んでます。
兄弟なのでしょうか?仲がいいです。





立ち入りできる区域は限られていて、もちろんさわることはできません。
近くの木で、溜まった雨水を飲んでます。
結構近くまで来ました。



何も知らずに森の中で出くわしたら、たしかに「人」を思うかもしれません。
「雪男」とか「ビッグフット」、「ヒバゴン」なんていう謎の生物(UMA)も、見つかってみればこんな感じなのかもしれません。
ひととおりエサを食べて木の上で遊び終わると、だんだんと森の中へと入っていきました。