ノマドの足跡

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 鈴本演芸場「さん喬・権太楼吉例夏夜噺」初日

鈴本演芸場八月中席は「さん喬・権太楼吉例夏夜噺」。
権太楼とさん喬が交代でトリを勤めます。
本日初日。
演目は次のとおり。


開口一番
柳家我太楼  「ざる屋」
三増紋之介   曲独楽
橘家圓太郎  「仏教伝来」
ロケット団   漫才
古今亭菊之丞 「たいこ腹」
柳家甚五楼  「無精床」
仙三郎社中  太神楽
橘家文左衛門 「天災」
(中入り)
柳家紫文    俗曲
柳家さん喬  「寝床」
林家正楽    紙切り
柳家権太楼  「芝浜」


本日初日、トリを勤めたのは権太楼師匠。
季節外れの「芝浜」をかけました。
この季節の「芝浜」。。。
毎年恒例のこの会ですが、日曜日の「圓朝まつり」明けのため、初日二日目と上手くできた試しがない。
とのことで、気合いを入れてこの演目にしたとのこと。
師匠はマクラでいっていました。
「やめときゃよかった…」
笑いを誘っていました。
さて。
芝の浜で皮財布を拾ったのは「夢」なんだって思い込ませるところが、たいへん説得力のある演出だったように思います。
ただ、惜しいのは、やっぱり季節感が…
あと、いささか短めだったのが、ちと残念!
まあ、時間が押してましたからね…
40分ぐらいいくと(いってほしいと)覚悟してたんですが。。。
納得いくまで「たっぷり」聞きたかったな。
やっぱ、おつかれだったんですかね…


代わりに、さん喬師匠の「寝床」はとても丁寧に演ってたように思います。(む
しろちと長かったですかね…)


いちばん冴えていたのは、中入り前の文左衛門師だったように思います。
気が短くて喧嘩っ早い下町の江戸っ子の口調がキレまくってました。


いずれにしてもこの顔ぶれ。満足がいかないわけがありません。