【北海道2009】稚内駅 「ふじ田」の「カニ爪弁当」

JR宗谷本線、稚内駅は駅前ロータリーを大規模に工事中でした。
聞くと複合商業施設ができるとのこと。
それに続いて駅舎も新しいものに建て変わるのだそうです。
こぢんまりした最北端の駅舎も２・３年後にはすっかり新しく様変わりするのでしょう。

その駅舎の一部に、「ふじ田」という食堂が入っています。
宿に行くときにたまたま前を通りかかると、「カニ爪弁当」の文字が。
翌日のお昼をそれに決めました。
11時前の列車に乗るのでそのまえにそのお弁当を買って、列車のなかでお昼に食べようと思ったのです。
「ふじ田」のおばさんに翌日取りに来る旨を伝えて注文をしました。

翌日。
10時過ぎ頃にお店へ行くと、これから作るとのこと。
「しばれるから中に入っときなさい。ストーブにでも当たりなさい。」
そうやって、お弁当ができるのを待つことに。

お弁当は酢めしにカニのほぐし肉が載りその上にズワイガニのカニ爪が並んでいます。
これで1100円ですから嬉しいです。

お会計を済ませて帰ろうとすると。「これ持って行きなさい。」
差し出されたものをみると、毛ガニが２はい。
「いくらなんでもそれはないでしょ！？」
それが心の中で思ったこと。声にはなりませんでした。

「いいから、持って行きなさい。」

「いや、それはあんまり。。。」
だって、毛ガニ２はいですから。。。これじゃ、「オマケ」のほうが高くつく。。。
「列車の中で食べなさい。こうやって・・・」
そういうと、もう１ぱい別の毛ガニを出してきて足をもいで食べています。
「ほらこうやって。」
そいういうと足を一本渡されました。
「いいんだから。」
結局、毛ガニを２はい、もらっていくことになりました。

普通列車で稚内〜旭川までの5時間の道中。美味しい「カニ爪弁当」と「おまけ」の毛ガニを食べさせてもらいました。

＊このシリーズは昨年の12月23日（水）から28日（月）にかけて北海道を旅した記録です。